投稿日:2022.04.12 最終更新日:2023.05.02
外壁のカビの発生原因や発生しやすい場所について。苔・汚れとの違いや対処法を網羅的に解説
外壁を見てみると、藻の緑色ではなく黒ずみが付着していたらかびの可能性があります。カビは放置しておくと、外壁の劣化を招く恐れがあります。
そこでカビの発生と対策方法をご紹介します。
カビと苔・汚れとの見分け方
外壁は雨風にさらされるためカビ・苔・汚れが発生しやすい場所です。
自宅の外壁のカビや苔・汚れなどの区別はなかなか難しいためぜひ以下を参考にしてみてください。
・カビ
カビは高温多湿の条件を好みます。日当たりが良く湿度の低い環境下では繁殖はしません。
そのため、日当たりの悪く、湿度の高いジメジメした環境でカビが発生します。
・苔
苔もカビと同様高温多湿の条件を好みます。カビとは違い、日当たりが良かったり湿度が低くても繁殖する点があります。
・汚れ
外壁の汚れは、大気中の汚れや埃、排気ガスなどが蓄積し、黒ずみに繋がります。
これら3種類のうち通常の汚れは分かりやすいですが、カビと苔はなかなか見分けが付かないかと思います。苔は日当たりがいい面でも水分があれば発生しますが、カビは限られた条件下のみで発生します。日に当たらない湿度が高い箇所にだけ汚れがある場合はカビの可能性が高いです。
カビが発生しやすい場所や条件
外壁のカビや苔・汚れなどの見分け方がわかったところで次に、カビの発生しやすい場所や条件について詳しくみていきましょう。
・外壁材が凹凸
外壁材に凹凸があると隙間に水などが溜まり,カビ菌が繁殖しやすい条件になります。
・日当たりが悪く、湿気がある
日光が一番当たらない北面や周囲の障害物などにより日が当たらない面で、風通しなどが悪いと湿気が溜まりやすくカビ菌が繁殖しやすい条件になります。
カビが発生してしまった時の対処方法
カビが発生した場合ご自身で洗浄して洗い落とす方法と、外壁塗装を行って防カビ処理を行う方法があります。
・自分で洗浄して洗い流す
カビが発生して時間が経過していなければ柔らかいスポンジと洗剤で綺麗に洗い落とせます。頑固なカビの場合はカビ専用の洗剤を使用してください。
・外壁塗装を行う
高圧洗浄機を使用し、水圧の力でカビを落とすことが出来ます。注意が必要な点があり、水圧が強すぎると外壁の塗装も剥がれてしまうことがあります。
カビを発生させないようにするには
カビが発生しないようにするためには、カビが発生しにくい環境(風通しを良くする・外壁と室外機の隙間を開けるなど)にすることが大切です。
また外壁塗装を行う際に、防カビ機能を含んだ塗料を使用することで予防に繋がります。
カビ対策におすすめの塗料
大手メーカーの塗料であれば、基本的には防カビ機能を含んだ塗料となります。塗料のカタログに「防カビ」と記載されている塗料を選ぶといいでしょう。
具体的には、日本ペイントさんのパーフェクトトップなどがあります。
まとめ
外壁にカビが発生した場合早期の対応が大切です。放置しておくと外壁材自体の劣化に繋がります。
ご自身での洗浄なども出来る範囲が限られてしまいますので、プロに依頼することが大切です。
実際にカビ対策や外壁に関してお悩みの方は、下記のブログをお読み頂くと
・一般的な30坪の一戸建ての場合、外壁塗装の費用の相場は….
・塗料によって数十万近くお値段がかわる!?
・簡単な外壁塗装の算出方法
などを紹介しておりますのでお時間ありましたら是非ご覧下さい。