投稿日:2021.11.19 最終更新日:2023.05.02
50坪の外壁塗装の相場費用は?塗料や外壁材別の費用相場も解説
50坪の外壁塗装相場は約120~170万円になります。
このブログでは、
- 50坪の外壁塗装相場の求め方
- 50坪のお家の詳しい見積書例
- 塗装費用を安く抑えるポイント
などを丁寧に解説していきます。
以下のような方はぜひこのブログ記事を参考にしてみてください!
- 初めての外壁塗装で費用感がわからず心配
- 外壁塗装の具体的な費用内訳が知りたい
- 外壁塗装を安く抑えるためのポイントを知りたい
50坪の外壁塗装相場
外壁塗装の一般的な50坪の一戸建ての場合、費用相場(シリコン塗料)は約120~170万円になります。
この費用にこれだけの幅があるのは、同じ50坪の家でも窓の大きさにより塗装面積に差があることや、軒天などの付帯部塗装の差によって生じます。
上記のお値段を見てすぐにでもご自宅の見積もりが欲しい場合は当社にお気軽にご相談ください。
50坪の外壁面積の求め方
外壁塗装の費用において、費用を大きく左右するのが外壁塗装の塗装部分の面積です。
外壁塗装をこれから考えられている方、既に見積りをもらっている方も費用の判断が付かない場合は以下の計算式に当てはめると外壁面積を出すことが出来ます。
計算式:延べ床数の坪数 × 3.3㎡ × 係数1.5 = 外壁面積
1坪=約3.3㎡
係数1.2~1.7(家の形が正方形であれば1.2に近く、複雑な形であれば1.7に近いとされます。一般的なお家を考え、当社経験を含め係数1.5と計算致します。)
例えば、以下のようなお家の場合の塗装面積については上記の式で大体の数値を計算できます。
今回このブログでポイントをあてている50坪の住宅とは以下の画像のような建坪25坪で二階建てのことを指します。
例(50坪総2階 戸建ての場合):25坪 × 3.3㎡ × 2 (総2階) × 1.5 = 247.5㎡
このことから、塗装面積は大体247.5㎡となります。
50坪の外壁塗装の費用の内訳
外壁塗装の費用は、外壁だけではなく
- 軒天などの付帯部分
- 外壁の目地などのコーキング部
- ベランダ防水
- 足場代
などがかかってきます。
それらを含めた実際の50坪の外壁塗装費用相場の見積書例は以下のようになります。
内訳 | 面積 | 単価 | 金額 |
外壁塗装 |
247㎡
|
2,300~3,000円/㎡ | 568,100~741,000円 |
高圧洗浄 |
247㎡
|
150~300円/㎡ | 37,050~74,100円 |
養生 |
247㎡
|
150~300円/㎡ | 37,050~74,100円 |
軒天 | 28㎡ | 900~1,500円/㎡ | 25,200~42,000円 |
破風・鼻隠し | 56m | 500~900円/m | 28,000~50,400円 |
雨戸・戸袋 | 14枚 | 1,500~2,000円/枚 | 21,000~28,000円 |
シャッターボックス | 14個 | 1,500~2,000円/個 | 21,000~48,000円 |
出窓・庇 | 7個 | 1,500~2,000円/個 | 10,500円~14,000円 |
樋 | 66m | 500~900円/m | 33,000円~59,400円 |
水切り | 50m | 600~1,000円/m | 30,000円~50,000円 |
コーキング打替え | 160m | 700~1,200円/m | 112,000円~192,000円 |
コーキング増し打ち | 240m | 500~1,000円/m | 120,000円~240,000円 |
足場 | 311㎡ | 600~900円/㎡ | 186,600円~279,900円 |
合計 | 1,22,900円~1,782,900円 |
50坪住宅の屋根塗装について
屋根塗装は外壁塗装と一緒に行うのが非常におすすめです。
また、その際は屋根は外壁よりも日光や雨風の影響を受けやすいため、少しグレードのいい塗料を使うのがいいです。
外壁塗装と屋根塗装を同時に行っていくメリットは3つあります。
外壁塗装と屋根塗装を同時に行う3つのメリット
①足場代を節約できるのでお得
一緒に行うことで足場代1回分の約18万円~28万円が節約ができます。
②業者探しから始める手間がなくなる
信頼できる業者を選ぶためにも数社から見積もりを取ったり、営業さんと喋ったりほんとに大変です。一緒に行えばその手間がなくなります。
③ご近所の挨拶周りも1回で済む
屋根塗装を安全に作業を行う為に足場を設置したり、塗料を使用する為、騒音や塗料の匂いが発生するため挨拶が必要です。
外壁塗装と屋根塗装を同時に行う場合の費用について
50坪の住宅の屋根塗装の費用目安は約50~70万円(足場代込み)です。
50坪の住宅の場合、約18万円~28万円が足場代です。
屋根塗装を同時に行う場合は、先述の通り、外壁塗装の塗料より少しグレードの良い塗料を使いましょう。
①例,
外壁:シリコン塗料 耐久性10年
屋根:シリコン塗料 耐久性15年
②例,
外壁:ハイブリッド塗料 耐久性15~18年
屋根:無機塗料 耐久性20~25年
上記のような組み合わせにすると次回の塗装が同じ時期にできます。
外壁塗装で費用が変わるポイントは?
外壁塗装で費用が変わるポイントは以下の3つです。
①塗料の種類
②外壁の素材
③劣化具合
ここでは、それぞれについて詳しく解説していきます。
塗料の種類によって費用が変わる
外壁に使用する塗料は色んな種類があります。
その種類によって価格や耐久性が違うため以下の表をご覧ください。
塗料の種類 | 耐久性 | 単価(㎡)*3回塗りの合計 |
アクリル | 5~7年 | 1,400~1,600円 |
ウレタン | 8~10年 | 1,700~2,200円 |
シリコン | 10~15年 | 2,000~3,000円 |
ハイブリッド塗料 ※当社イチオシ |
15~18年 | 2,500~3,000円 |
フッ素 | 15~18年 | 3,000~3,800円 |
無機塗料 ※当社イチオシ |
20~25年 | 3,500~5,000円 |
外壁塗装の費用は塗料のグレードによって大きく変わってきます。
グレードが高ければ高いほど費用が高くなりますが、その分耐久年数や機能がよくなるため、外壁塗装業者にそれぞれの特徴などを聞きながら決めていくのがいいでしょう。
外壁塗装の塗料の種類や、それぞれの違いについては以下のブログで詳しく解説しています。気になった方はぜひ参考にしてみてください。
外壁塗装の塗料の種類とそれぞれのメリット・デメリットをご紹介
当社ではハイブリット塗料・無機塗料をおすすめしております。
一回の外壁塗装における費用は上がりますが、長期的な目で見た場合のトータルコストでは高耐久の塗料がコストパフォーマンスが良い傾向があるからです。
外壁材の種類によっても費用が変わる
お家の外壁材の種類によっても、外壁塗装の塗装相場は大きく変わります。
一般的な外壁材の種類としては以下の5つがあります。
- タイル
- トタン
- サイディング
- ALC
- モルタル
それぞれの特徴と、50坪の平均的な費用相場は以下の表になります。
外壁の種類 | 特徴 | ㎡単価 | 50坪の外壁塗装の費用相場 |
タイル | 耐久性、色あせしにくい特徴 | 2,300~4,000円 | 568,100~988,000円 |
トタン | サビなどが発生しやすいが継ぎ目がなくコーキング費用が0円 | 1,200〜5,000円 | 296,400~1,235,000円 |
サイディング | デザイン性があり、耐久性にも優れる | 5,000〜10,000円 | 1,235,000~2,470,000円 |
ALC | 素材が軽く防火性や耐火性に優れる | 1,700〜5,500円 | 419,000~1,358,500円 |
モルタル | デザイン性に優れる | 2,000〜8,000円 | 494,000~1,976,000円 |
※建坪50坪(247㎡)の場合の外壁の種類ごとの費用相場となります。
※使用する塗料のグレードによって㎡あたりの金額に幅があります。
劣化具合によって費用が変わる
外壁の劣化具合でも外壁塗装の費用は変わってきます。
軽度の劣化であれば外壁塗装のみで補修可能ですが、重度の劣化の場合は塗装前の修繕やリフォームに時間と追加費用が掛かってしまいます。
症状は例えば、以下のようなものです。
外壁材のひび割れ
外壁のひび割れは、劣化の進行度合いによって費用が変化します。
ひび割れの進行度合いがひどい場合は塗装で補修できない場合もあります。
ひび割れに関する外壁塗装費用や劣化症状をより詳しく知りたい方は下記のブログ記事をご覧ください。
外壁のひび割れの4つの症状と今すぐ修理すべきひび割れの症状について。
コーキングの劣化
コーキングの劣化は、「剥がれ」「割れ」などさまざまです。それぞれ劣化症状によっても外壁塗装費用が変わってくるためこちらも確認が必要です。
コーキング部分の修理費用や劣化症状については、下記のブログ記事をぜひ参考にしててください。
外壁のコーキング修理を考えている方に読んでほしい!修理費用の相場や方法をわかりやすく解説。
カビや藻が多く付いている
カビなども高圧洗浄によって綺麗にできる場合もあれば、そうではない場合もあります。
外壁のカビなどについては、下記のブログ記事をぜひ参考にしててください。
50坪の住宅を適正価格で塗装するためのポイント
・数社に見積もり依頼をする
まず第一に適正価格で塗装するためには数社に見積もりを依頼し見比べることがポイントになってくると思います。
・完全自社施工の外壁塗装業者に依頼する
中間マージンの発生を抑える。/施工内容の伝達がスムーズに行えるメリットがございます。
・見積書で詳細をきちんと表記をしていない業者に依頼する
見積書の表記で塗料の種類などを細かく記載していない場合や面積数などしっかりと数値を出していない業者は気を付けて下さい。
・資格や許可証の有無
資格や許可証は誰でも簡単に手に入るものではございません。
プロから見て信頼できる業者、知識がきちんとあり適確な診断ができる業者という証です。
業者選びにお困りの場合は下記のブログをお読みください。
外壁塗装の業者選びで困っている方に読んでほしい!プロが業者選びの5つのポイントを解説
50坪の外壁塗装費用を安く抑える方法
将来的にみた場合、屋根の塗装も一緒に行うことでよりお得になります。
理由としては、外壁塗装をする際も屋根塗装をする際もどちらも足場費用がかかってきますが、その足場費用(20~30万円くらい)が一回で済むからです。
少しでも安く抑えるためには同時に外壁塗装と屋根塗装を行ってしまって、足場代を1回分抑えるのがオススメです。
外壁塗装だけよりはもちろん費用は高くなってしまいますが、数年後に屋根塗装も行う場合であれば一緒に行ったほうがお得です。
50坪の住宅の場合 | 合計金額(足場あり) |
外壁塗装 | 120~170万円 |
外壁塗装& 屋根塗装 |
140~190万円 |
まとめ
・50坪の外壁塗装相場は約120~170万円(シリコン塗料の場合)
・外壁塗装を安く抑えるポイントは屋根塗装も一緒に行い足場代を浮かせること
・外壁塗装では、塗料の種類、外壁材の種類、劣化の状況で費用も大きく変わる
ですが、実際お客様のお家を見てみないことには、正確な金額を出すことは不可能な為、外壁塗装について気になる場合は一度お近くの外壁塗装屋さんにお尋ね下さい。
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