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雨漏り修理の費用をプロが箇所別・調査方法別に徹底解説!

雨漏り修理の費用をプロが箇所別・調査方法別に徹底解説! | 防水

建物は、自然の影響により劣化したり、経年劣化により、いつの間にか雨漏りが発生しているケースがあります。雨漏りは原因箇所が分かりづらく難しいため、専門業者に依頼することが得策といえます。

この記事では、雨漏りの修理費用、事前対策や発生してからするべきこと、など、雨漏りに関することを解説していきます。

雨漏り修理場所による金額の目安

 

雨漏りが発生して気になるのは、修理費用がいくらかかるのかというところだと思います。修理する場所によって金額も変わってきます。

雨漏りが発生しやすい場所としては、以下の6項目があげられます。

  • 瓦・スレート屋根
  • 棟板金
  • 谷桶
  • ベランダ
  • 外壁

以下では、それぞれの雨漏りが発生しやすい場所と費用の相場を解説していきます。

瓦・スレート屋根:1万~45万円

瓦やスレートなどの屋根材は台風などにより飛来物が当たるとひび割れすることがあります。このひび割れにより雨水が染み込み雨漏りの原因となります。

ひび割れた屋根材自体は新しい屋根材に交換し、コーキングするだけなので安価で修理が可能となります。

瓦屋根の場合漆喰で固定されているますが、年数が経つと剥がれてきます。そこで、新しい漆喰に塗り直していきます。

棟板金:3万~20万円

棟板金はスレート屋根の最上部に被せる金属板のことを指します。

棟板金が雨漏りの原因の場合、棟板金が浮いていたり寿命の可能性があり、ヌキ材と棟板金の交換を行います。

谷樋:8万~20万円

谷樋とは2方向の屋根がぶつかる部分に取り付けられたものです。(谷板金と呼ばれることもあります。)

谷樋は屋根に当たった水が流れて集まってくるので腐食しやすいです。谷樋に穴が出来てしまったら寿命で、全交換となります。

ベランダ:3万~25万円

ベランダ外装の亀裂から水が染み込むことにより発生したり、排水溝のつまりにより発生します。亀裂に関してはコーキングで補修し、つまりは綺麗に掃除することで対処します。

外壁:5万~50万円

外壁にクラックが入っていたり、コーキングが劣化していたりすると、そこから水が染み込み雨漏りの原因になることがあります。

クラックを補修し、コーキングを交換を行います。

窓:3万~25万円

窓周りにもコーキングがあります。こちらも年数が経つと劣化しひび割れを起こします。ひび割れが生じてくると、雨漏りが発生しやすくなります。窓廻りのコーキングは取り除いてしまうとサッシの歪みに繋がる恐れがあるため、既存のコーキングに重ねてコーキングを打っていきます。

費用のまとめ

場所 費用目安
瓦・ストレート屋根 1万~45万円
棟板金 3万~20万円
谷樋 8万~20万円
ベランダ 3万~25万円
外壁 5万~50万円
3万~25万円

 

上記の金額は一般的な相場となります。実際に掛かる金額は雨漏りや建物の状態によって変わってきます。

雨漏りの原因調査をする方法とその費用

 

雨漏りの調査方法として、”目視確認”・”散水調査”・”発光液調査”・”赤外線サーモグラフィー調査”が主要なものとして挙げられます

以下で、それぞれの調査の方法や費用を解説いたします。

目視確認:無料~10万円ほど

外壁や屋根などの雨漏りが疑わしき箇所を目視や打診をして雨漏りが発生していないか、水が侵入していないかを調査していく方法です。雨漏り調査無料と謳っている場合は目視確認が多いです。費用がかかる場合もあるので、事前の確認が重要となります。

調査無料と載っている場合は、目視確認のケースが大半です。費用無料と記載されていますが、実際にかかるケースもあるので、事前に調査内容と費用の確認をしておくことをおススメします。

原因が外側から目視確認でも不明瞭な際は、壁を解体したり天井に点検口を取付たりします。その場合に費用が掛かります。

調査にかかる時間は30分~1時間ほどです。原因箇所が分かりやすければ特定まで早く、わかりづらい場合は時間がかかります。

メリット

人の目による調査なので無料のケースが多いです。

デメリット

人の目による調査なので、職人の経験や知識などによって原因箇所の特定が困難な場合があります。

散水調査:5万円~18万円ほど

原因と疑わしき箇所に水をかけ、雨漏りを再現する方法です。雨漏りを再現することで、侵入経路の特定にもつながります。

調査にかかる時間は半日~2日ほどとなります。

メリット

腕のある職人が行った場合、高い確率で原因特定に繋がります。

デメリット

晴れの日ではないと調査を行えないのと、再現が難しい台風などの場合に起きる雨漏りは再現がしにくいです。また、散水調査に必要な費用とは別途で、水道費や足場を建てないといけない場合は足場費用などがかかる場合もあります。

発光液調査:10万円~25万円ほど

原因と疑わしき箇所に発光液をかけ、雨漏りを再現する方法です。散水調査と違う点は、紫外線を当てることで発光するので水の流れがより明確になります。

調査にかかる時間は半日~3日ほどとなります。

メリット

散水調査とは違い、雨の日でも行えます。

また、複数の雨漏りが発生している場合、散水調査以上に効果があります。

デメリット

発光液調査の一番のデメリットは費用がかかることです。

赤外線サーモグラフィー調査:18万~35万円ほど

赤外線サーモグラフィー調査とは、赤外線カメラを使用し、温度の違いにより雨漏り箇所を発見します。雨漏り箇所が乾いている場合温度変化が生じていないこともあるため、現状で雨漏りが発生している際に使用をおススメします。

調査にかかる時間は半日~2日ほどとなります。

メリット

赤外線サーモグラフィーを使用するので、壁をめくったりするといったことをしなくて済むことが多いです。

デメリット

温度の違いにより雨漏り箇所を発見する方法なので、雨漏りが起きている最中、若しくは、散水調査を行ったときに調査が可能となります。

調査法方法と費用のまとめ

調査方法 費用
目視確認 無料〜10万円ほど
散水調査 5万円〜18万円ほど
発光液調査 10万円〜25万円ほど
赤外線サーモグラフィー調査 18万円〜35万円ほど

雨漏り修理費用を安く抑える方法

 

雨漏り修理費用は雨漏り箇所・調査方法によって費用が様々です。

できるだけ安く抑えたいという方は以下の項目をチェックしてみてください。

・相見積もり

雨漏りの修理費用は業者によって修繕方法や金額が大きく違うこともあります。そこで、複数社連絡し、安く信頼できる業者に依頼するといいでしょう。

雨漏りの見積りのポイントですが、雨漏り一式と見積りに表記されていると、どんな工事で何にいくら費用がかかるのかが分かりません。
そのため、できるだけ項目が細かく記載されている見積書を提示してもらえるかを確認しましょう。

・火災保険を利用する

雨漏りの原因が自然災害によるものであれば、適用される可能性があります。経年劣化によって外壁材や屋根材にひび割れなどがあった場合は自然災害ではないため経年劣化によるものとして扱われてしまう可能性があります。保険を申請して結果がでるまでは自然災害によるものとして扱われない為注意が必要です。

雨漏り費用をお値打ちにするポイントは上記の相見積もりをし、相場や施工方法を把握し信頼できる業者に依頼する事。そして、自然災害によって雨漏りが生じた場合は火災保険を活用することにより費用負担が減ることがあります。

まとめ

 

雨漏りに関する具体的な費用、雨漏りの事前対策や雨漏りの発生してからの対策など、いかがでしたか。

雨漏りしているのを発見すると焦って対応しがちです。焦らずに落ち着いて対応し、雨漏り対応可能な業者に連絡しましょう。

雨漏り診断

この記事の執筆者・更新担当者

専務取締役 岡田 健

「失敗は許されない。完成時には、心からご満足いただける塗装を」
私は日々このような強い思いをもって塗装工事に取り組んでいます。
自分自身にプレッシャーを与えながら業務にあたっていますから、工期を終えた後、お客さまの笑顔に触れた時には仕事に対する充実感、そしてその先にある「より質の高い塗装を」というモチベーション維持にもつながっています。

資格: 外壁診断士
趣味: 旅行、シュノーケリング、フットサル

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