台風後の雨漏り大丈夫?雨漏り費用やベランダ防水について詳しく紹介
建物は、自然の影響により劣化したり、経年劣化により、いつの間にか雨漏りが発生しているケースがあります。
そして日本は災害大国です!この季節は台風やゲリラも多くそれに伴い雨漏り報告も増えています
雨漏りは原因箇所が分かりづらく難しいため、専門業者に依頼することが得策といえます。
このブログでは、
- 雨漏りの修理費用
- 事前対策や発生してからするべきこと
- 雨漏りが起こりやすい場所
など、雨漏りに関することを解説していきます。
以下のような方はぜひこのブログ記事を参考にしてみてください!
- 雨漏りが起きたら自分で修理できるのか知りたい方
- どの業者に修理依頼をすればよいのかお悩みの方
また、すぐにでも雨漏りの相談がしたい!という方はぜひ当社にご相談ください。
雨漏りが発生しやすい場所とは?
雨漏りの発生しやすい場所は
- 屋根
- 外壁
- ベランダ
- 窓サッシ
などがあります。以下ではその理由について詳しく説明していきます。
屋根
屋根からの雨漏りは、台風などの悪天候による破損や雨や直射日光による経年劣化から起こる場合があります。
屋根の形状が複雑であるほど雨漏りリスクが高くなり、屋根本体よりも谷どいや棟、軒先など雨水が集中的に流れる場所から雨漏りが起こるケースが多いです。
外壁
外壁からの雨漏りは意外と多く、外壁やコーキングにひび割れが起きたり、欠けなどがあると雨漏りの原因になります。
外壁からの雨漏りは防水シートや断熱材などに雨水が染み込むことがあり、被害が見えにくい場合があります。
雨染みを発見したときには被害が大きくなっている可能性があるので、早急に業者に連絡し、対策をとりましょう。
ベランダ
ベランダがある住宅では、ベランダの防水層の割れや外壁との取り合い部分、排水口(ドレン)周辺のひび割れ・樋などから雨漏りする可能性があります。
特に排水口や樋は雨水が集中的に流れ込む場所になるので、詰まっていると雨水がベランダに溜まってじわじわと雨漏りを起こすことが多いです。
詰まらないためにベランダはこまめに掃除することも予防策としておすすめです。
窓サッシ
窓サッシと外壁の間はコーキング材で隙間を埋めていますが、このコーキング部分が劣化によりひび割れや剥がれなどが起き、雨水が侵入してしまうことがあります。
また、窓ガラスとサッシの隙間や窓周辺の外壁のひび割れが原因の場合もあるので、しっかりと調査して適切な補修をしましょう。
雨漏り修理場所による金額の目安
雨漏りが発生して気になるのは、修理費用がいくらかかるのかというところだと思います。修理する場所によって金額も変わってきます。
雨漏りが発生しやすい場所としては、以下の6項目があげられます。
- 瓦・スレート屋根
- 棟板金
- 谷桶
- ベランダ
- 外壁
- 窓
以下では、それぞれの雨漏りが発生しやすい場所と費用の相場を解説していきます。
瓦・スレート屋根:1万~45万円
瓦やスレートなどの屋根材は台風などにより飛来物が当たるとひび割れすることがあります。このひび割れにより雨水が染み込み雨漏りの原因となります。
ひび割れた屋根材自体は新しい屋根材に交換し、コーキングするだけなので安価で修理が可能となります。
瓦屋根の場合漆喰で固定されているますが、年数が経つと剥がれてきます。そこで、新しい漆喰に塗り直していきます。
棟板金:3万~20万円
棟板金はスレート屋根の最上部に被せる金属板のことを指します。
棟板金が雨漏りの原因の場合、棟板金が浮いていたり寿命の可能性があり、ヌキ材と棟板金の交換を行います。
谷樋:8万~20万円
谷樋とは2方向の屋根がぶつかる部分に取り付けられたものです。(谷板金と呼ばれることもあります。)
谷樋は屋根に当たった水が流れて集まってくるので腐食しやすいです。
谷樋に穴が出来てしまったら寿命で、全交換となります。
ベランダ:3万~25万円
ベランダ外装の亀裂から水が染み込むことにより発生したり、排水溝のつまりにより発生します。
亀裂に関してはコーキングで補修し、つまりは綺麗に掃除することで対処します。
外壁:5万~50万円
外壁にクラック(ひび割れ)が入っていたり、コーキングが劣化していたりすると、そこから水が染み込み雨漏りの原因になることがあります。
クラックを補修し、コーキングを交換を行います。
外壁のひび割れについて詳しく知りたい方は以下のブログをお読みください。
外壁のひび割れの4つの症状と今すぐ修理すべきひび割れの症状について
窓:3万~25万円
窓周りにもコーキングがあり、こちらも年数が経つと劣化しひび割れを起こします。 ひび割れが生じてくると、雨漏りが発生しやすくなります。
窓廻りのコーキングは取り除いてしまうとサッシの歪みに繋がる恐れがあるため、既存のコーキングに重ねてコーキングを打っていきます。
費用のまとめ
場所 | 費用目安 |
瓦・ストレート屋根 | 1万~45万円 |
棟板金 | 3万~20万円 |
谷樋 | 8万~20万円 |
ベランダ | 3万~25万円 |
外壁 | 5万~50万円 |
窓 | 3万~25万円 |
上記の金額は一般的な相場となります。実際に掛かる金額は雨漏りや建物の状態によって変わってきます。
雨漏りの原因調査をする方法とその費用
雨漏りの調査方法として
- 目視確認
- 散水調査
- 発光液調査
- 赤外線サーモグラフィー調査
が主要なものとして挙げられます。
以下で、それぞれの調査の方法や費用を解説いたします。
目視確認:無料~10万円ほど
調査無料と載っている場合は、目視確認のケースが大半です。
費用無料と記載されていますが、実際に費用がかかるケースもあるので、事前に調査内容と費用の確認をしておくことをおススメします。
原因が外側から目視確認でも不明瞭な際は、壁を解体したり天井に点検口を取付たりします。その場合に費用が掛かります。
調査にかかる時間は30分~1時間ほどです。
原因箇所が分かりやすければ特定まで早く、わかりづらい場合は時間がかかります。
メリット
人の目による調査なので無料のケースが多いです。
デメリット
人の目による調査なので、職人の経験や知識などによって原因箇所の特定が困難な場合があります。
散水調査:5万円~18万円ほど
原因と疑わしき箇所に水をかけ、雨漏りを再現する方法です。雨漏りを再現することで、侵入経路の特定にもつながります。
調査にかかる時間は半日~2日ほどとなります。
メリット
腕のある職人が行った場合、高い確率で原因特定に繋がります。
デメリット
晴れの日ではないと調査を行えないのと、再現が難しい台風などの場合に起きる雨漏りは再現がしにくいです。また、散水調査に必要な費用とは別途で、水道費や足場を建てないといけない場合は足場費用などがかかる場合もあります。
発光液調査:10万円~25万円ほど
原因と疑わしき箇所に発光液をかけ、雨漏りを再現する方法です。散水調査と違う点は、紫外線を当てることで発光するので水の流れがより明確になります。
調査にかかる時間は半日~3日ほどとなります。
メリット
散水調査とは違い、雨の日でも行えます。
また、複数の雨漏りが発生している場合、散水調査以上に効果があります。
デメリット
発光液調査の一番のデメリットは費用がかかることです。
赤外線サーモグラフィー調査:18万~35万円ほど
赤外線サーモグラフィー調査とは、赤外線カメラを使用し、温度の違いにより雨漏り箇所を発見します。雨漏り箇所が乾いている場合温度変化が生じていないこともあるため、現状で雨漏りが発生している際に使用をおススメします。
調査にかかる時間は半日~2日ほどとなります。
メリット
赤外線サーモグラフィーを使用するので、壁をめくったりするといったことをしなくて済むことが多いです。
デメリット
温度の違いにより雨漏り箇所を発見する方法なので、雨漏りが起きている最中、または散水調査を行ったときに調査が可能となります。
調査法方法と費用のまとめ
調査方法 | 費用 |
目視確認 | 無料〜10万円ほど |
散水調査 | 5万円〜18万円ほど |
発光液調査 | 10万円〜25万円ほど |
赤外線サーモグラフィー調査 | 18万円〜35万円ほど |
検査費用に差があるのは検査する場所により足場を建て検査する必要があるからです。
ベランダ防水の費用について
ベランダ防水塗装は….
- ウレタン防水工法
- FRP防水工法
があります。この2つを今から簡単に説明します。
ウレタン防水
ウレタン工法とは、液体状のウレタン樹脂を、ベランダの床全体に塗って仕上げる防水工事のことです。
費用と耐久年数は費用と耐久年数は
単価(1㎡) | 4,000円~7,000円 |
耐久年数 | 7年~15年 |
メリット
- 施工が簡単
- 工事期間が短い
- 費用を抑えることができる
(塗料だけでの工法なので、廃材などの無駄がでません。)
デメリット
- 紫外線に弱い
- 施工中は雨に弱く、硬化不良の可能性がある
- 定期的(5~6年毎に)にメンテナンスをする必要がある
FRP防水
ベランダの防水工事で、最も一般的な工法と言われているのがFRP工法です。
FRP工法は、強度の高いガラスマットを引いた上に専用の樹脂塗料を重ね、ベランダ全体を防水層で覆います。
費用と耐久年数は
単価(1㎡) | 5,000円~7,000円 |
耐久年数 | 15年~20年 |
メリット
- 耐久性に優れている
- 工事期間が短い
- 最も軽量
デメリット
- 費用が高い
- 施工場所を選ぶ
(木造/広い面積 ”10㎡以上目安” の床面には施工できません。)
もっと詳しく知りたい方はこちらのブログをお読みください。
↓↓↓
外壁塗装【ベランダ防水】の必要性と費用について
雨漏り修理を依頼できる業者
雨漏りが起きてしまった場合どこに頼めばいいのかわからない場合、以下の業者を参考にして下さい。
- リフォーム業者
- 屋根業者
- 塗装業者
- 雨漏り修理業者
この4つの業者を簡単に説明していきます。
リフォーム業者
リフォーム業者とは、室内にある水回りの設備の交換や屋外のフェンスの取り付けなどの外装・内装工事を行う業者のことを指します。
上述の通りさまざまなリフォームを行っているという強みがあります。
そのため雨漏り修理の依頼した際に、他のリフォーム工事も一緒に頼みやすいというのがメリットです。
屋根業者
屋根施工を専門とする業者で、屋根の施工は葺き替えやカバー工法の屋根工事、板金工事などがあり、業者によっては雨樋工事も対応している業者もいます。
屋根施工の専門であり、屋根の知識と技術が豊富です。
屋根業者は自社施工で行っているところが多いため、中間マージンが発生しないため他の業者に比べて費用が安くなります。
塗装業者
外壁塗装を専門とする業者で、外壁や屋根塗装、内装の塗装、ベランダや屋上の防水塗装など塗装工事に特化しています。
その他にもサイディング外壁の目地に使われているシーリングの工事にも対応し、自社施工で業務を行っているところが多いため、中間マージンが発生しないため他の業者に比べて費用が安くなります。
雨漏り修理業者
雨漏り修理を専門とする業者で、雨漏り診断士が在籍している業者もあり雨漏りの原因となる屋根や窓、ベランダ、屋上など様々な箇所の修理に特化して対応しています。
雨漏り修理費用を安く抑える方法
雨漏り修理費用は雨漏り箇所・調査方法によって費用が様々なため、できるだけ安く抑えたいという方は以下の項目をチェックしてみてください。
- 相見積もり
- 火災保険を利用する
相見積もり
雨漏りの修理費用は業者によって修繕方法や金額が大きく違うこともあるため、複数社連絡し、安く信頼できる業者に依頼するといいでしょう。
雨漏りの見積りのポイントですが、雨漏り一式と見積りに表記されていると、どんな工事で何にいくら費用がかかるのかが分かりません。
そのため、できるだけ項目が細かく記載されている見積書を提示してもらえるかを確認しましょう。
火災保険を利用する
住宅の火災保険は、建築物が火災や風水害の被害にあった場合に補償してもらえる損害保険です。
雨漏りの原因が自然災害によるものであれば、適用される可能性がありますが、経年劣化によって外壁材や屋根材にひび割れなどが入った場合は自然災害ではないため保険の適応外となります。
保険を申請して結果がでるまでに約1ヶ月はかかるため、急いで補修工事をしたいときには不便に感じることもあるでしょう。
受け取れる金額は火災保険の契約時に保険金額を「新価」または「時価」のどちらで契約したかによって異なります。
「新価」は、住宅が被害に遭ったときに同じ建物を購入する場合にかかる費用のことを指します。
「時価」は、経年や使用して消耗してしまった住宅の価値を差し引いた現在の建物の額です。
そのため、「時価」で契約していた場合は、被害時に同等の建物を保険金でリフォームできない場合もあります。
反対に、「新価」で契約しておくと、保険金で今と同等レベルの建物に修復できる可能性が高いです。
加入している保険によっては、水災が対象外であったり、配管からの水漏れが補償対象に含まれていたりすることもあるため、契約前は契約書類の内容を細かい箇所まで必ずチェックしておくことが重要です。
火災保険は利用してもその後の保険料は上がらないため、安心して申請できます。
雨漏りを自分でDIYできる?
雨漏りの修理は原因の特定が難しく、DIYで行えるのは応急処置までとなります。
応急処置として
- ブルーシートをかぶせる
- 防水テープを貼る
- 防水加工をしたガムテープで雨漏りの場所をすぐにカバーする
- コーキングする(コーキングは余程技術に自信がある場合以外はおすすめできません。)
などは出来ますが、雨漏りの被害は目に見えない場所でも起こりうるため、被害を大きくしないためにもできるだけ早めに業者に依頼するようにしましょう。
まとめ
雨漏りに関する具体的な費用は場所によって大きく変わり数十万~何十万円もかかってきます。
雨漏りを発見してしまったら、応急処置として
- ブルーシートをかぶせる
- 防水テープを貼る
- 防水加工をしたガムテープで雨漏りの場所をすぐにカバーする
などして、雨漏りを発見したらなるべく早く雨漏り対応可能な業者に連絡をとり修理するようにしましょう。
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