投稿日:2023.01.12 最終更新日:2023.05.15
外壁塗装に最適な時期やタイミングについて。劣化症状や季節、塗装周期などから最もおすすめな時期をお伝え
外壁塗装ってどんなタイミングで行うといいんだろう、、、と悩んだことはありませんか?
このブログでは、塗装周期から見る外壁塗装のタイミングや外壁塗装におすすめの時期について丁寧に解説していきます。
以下のような方はぜひこのブログ記事を参考にしてみてください!
- 外壁塗装をするタイミングがわからない。
- 問い合わせを行うベストシーズンが知りたい。
また、すぐにでもお見積もりが欲しいという方はぜひ当社にご相談ください。(相見積もり大歓迎です!)
ズバリ外壁塗装は何年周期でやるのがいいの?
新築の場合、外壁塗装のタイミングは築8~12年が目安です。ただし、お住まいの外壁材の種類や劣化の進行具合によっては、たとえば築12年目を迎えても、まだ外壁塗装が必要のない場合もあります。塗り替えの場合、周期の目安は約10年が良いと言われています。しかし前回塗装で使用した塗料によって変わってきます。
塗装周期からみるタイミング
塗装周期からみるタイミング一番ポイントになってくる
- 外壁塗料
- 屋根塗料
について説明します。
外壁塗料について
画像のように塗料の種類によって耐久年数が違うため、塗装周期も変わってきます。
代表的な各塗料の周期について説明します。
ウレタン塗料
- 塗装周期は6年~10年
- 価格は1㎡当たり ¥1,600~¥2,000
メリット | デメリット |
・ひび割れしにくい ・施工費用が安い ・種類が多い |
・耐用年数が短い ・コストパフォーマンスが悪い ・紫外線に弱い |
シリコン塗料
- 塗装周期は8年~12年
- 価格は1㎡当たり ¥2,300~¥3,000
メリット | デメリット |
・コストパフォーマンスが高い ・汚れにくい |
・ひび割れしやすい |
フッ素塗料
- 塗装周期は15年~20年
- 価格は1㎡当たり ¥3,800~¥4,800
メリット | デメリット |
・耐用年数が長い ・汚れにくい |
・ひび割れしやすい ・施工費用が高い |
無機塗料
- 塗装周期は20年~25年
- 価格は1㎡当たり ¥3,500~¥5,000
メリット | デメリット |
・用年数が長い ・汚れにくい |
・ひび割れしやすい ・施工費用が高い |
屋根塗料について
アクリル塗料
当社では耐久年数が低いため屋根には使用しません。
シリコン塗料
- 塗装周期は8年~10年
- 価格は1㎡当たり ¥2,300~¥3,000
メリット | デメリット |
・コストパフォーマンスが高い ・汚れにくい |
・ひび割れしやすい |
フッ素塗料
- 塗装周期は13年~15年
- 価格は1㎡当たり ¥3,800~¥4,800
メリット | デメリット |
・耐用年数が長い ・汚れにくい |
・ひび割れしやすい ・施工費用が高い |
無機塗料
- 塗装周期は15年~20年
- 価格は1㎡当たり ¥3,500~¥5,000
メリット | デメリット |
・用年数が長い ・汚れにくい |
・ひび割れしやすい ・施工費用が高い |
外壁に比べ屋根は、日差しや雨水がダイレクトに当たるため外壁よりダメージが大きくかかります。同じグレードの塗料を使っても、屋根のほうが耐用年数が短くなる為、屋根には外壁よりもワンランク上の耐久年数がある塗料で塗装することをおすすめします。
そうすることで、外壁と屋根塗装のタイミングが同じになり足場代を1回分(15~20万円)浮かせることが出来ます。
こんな症状の時は塗り替えを検討しよう
塗料ごとに外壁の塗装時期が変わることがわかっていただけたと思います。ここからは、外壁の劣化症状ごとの塗り替えタイミングについて紹介します。以下の症状がある場合は、すぐに塗替えが必要かもしれません。
外壁劣化症状
①チョーキング
外壁表面の防水性なども失われてしまっている状態です。このタイミングで塗り替えを行えば下地調整などの費用を大幅に抑えることができます。
②コーキングの剥がれ
細かなひび割れの状態であれば、中に水が入る恐れは低いので経過観察で大丈夫です。コーキングの寿命については「外壁コーキングの寿命は何年?ひび割れなどの劣化原因や補修費用について解説」でも紹介していますので合わせて読んでみてください。
③色あせ
外壁の色褪せの原因は1つ目に、紫外線によるものがあります。2つ目に、化学変化によるものがあります。
色あせの症状も劣化の現れであるため外壁塗装を検討した方がいい場合が多いです。
色褪せについて詳しく知りたい方は「外壁の色あせの原因と対策方法とおすすめ塗料について」をお読み下さい。
④ひび割れ
構造に影響を及ぼす可能性の高い深刻なクラックで、補修は必須です。そのままにしておくと雨水などが侵入し構造の腐食などにつながる恐れがあります。
⑤サビ
ケレンを行い放置したままにしておくと、サビの再発生や外壁箇所がむき出しになることで、雨水の侵入に繋がる恐れがあります。
サビについて詳しく知りたい方は下記のブログをお読み下さい。
外壁のサビの原因4つと補修方法を解説。自分で落とせるサビとプロに依頼すべきサビとは
⑥苔(コケ)
苔は日当たりがいい面でも水分があれば発生します。
屋根劣化症状
屋根を塗装する際の劣化症状として、上の画像のような劣化症状が出ていたら塗装のタイミングです。
①欠け
ひび割れを放置していると、最終的には欠けに繋がります。
②ひび割れ
ひびが入り始める前に塗装を行って保護してあげることが大切となります。
③反り
反りが重症化すると少しの力でも割れてしまう可能性があります。
④釘の浮き
釘が浮いていると錆が発生し、水が溜まりやすくなります。
⑤色褪せ
築5~7年程で新築時の塗膜の効果が切れてしまい、色褪せの症状が出てきます。
⑥苔の繁殖
苔が繁殖すると屋根材を脆くしてしまいます。
下記の記事で劣化症状について詳しくしています。
屋根塗装の耐用年数(耐久年数)と塗替え時期の目安について
季節から見る塗装のタイミング
実は外壁塗装に適した季節があります。その理由と時期について説明していきます。
季節ごとの特徴と傾向
- 春
3.4月ベストは塗装のベストシーズンです。
- 夏
梅雨や台風、線状降水(ゲリラ豪雨)があるので工期が安定しない。気温が高いと塗料がすぐ乾燥しムラになりやすい。
- 秋
10.11月ベストは塗装のベストシーズンです。
- 冬
雪や霜も影響を受けやすく、日も短く作業時間が短いです。凍結や低気温(5℃以下)で塗装が出来ない日もあります。
外壁塗装に関する問い合わせの時期は夏と冬がおすすめ!
外壁塗装工事が春と秋がおすすめですが、問い合わせは夏と冬がおすすめです。なぜなら、お問い合わせから工事着工までには1~2か月かかるからです。
お問い合わせから工事着工までの流れです。
この期間を考えると夏と冬にお問い合わせして頂くと、工事着工がベストシーズンの春と秋に行うことができます!
そして、画像にあるとおり合い見積もりを取ることをお勧めします!他社と比べることで依頼した業者が悪徳業者でない事が確認でき、納得した業者に依頼出来きるからです。
業者選びにお困りの方は「外壁塗装の業者選びで大切なポイントを5つ紹介!依頼できる業者とそれぞれの特徴とは?」のブログをお読みください。
ベストな塗装時期は結局いつ?
外壁塗装に適した条件
- 気温が5℃以上
- 湿度が85%以下
- 雨や雪が降っていない
- 霜がおりていない
この条件を満たした春と秋がおすすめです。
特に3月4月、10月11月は塗装のベストシーズンと言えるでしょう。
台風などの心配もいらない季節ですね。
まとめ
いかがでしょうか?外壁塗装のタイミングは塗装周期10年を目安に考え、塗装季節は秋か春をお勧めしています。
春と秋は気温が5℃以上湿度が85%以下でゲリラ豪雨・雪が降っていない、霜がおりていない塗装のベストシーズンと言えます。
塗装周期は塗料によって変わってきますが、無機塗料のように20年~25年持つものもあればシリコン塗料のように8年~12年のものもあります。屋根塗装では、外壁塗装で使う塗料よりワンランク上の塗料を使用することをおすすめします。
また、劣化症状で
- チョーキング
- 塗装のハガレ
- ひび割れ
こちらの症状がありましたら、塗装のタイミングですので焦らずお近くの専門業者にご相談下さい。
また、外壁・屋根塗装をお考えの方で外壁塗装の予算がどれくらいか知りたい方は以下のブログをお読みください。
外壁塗装の費用の相場は?坪数別の費用相場をお伝え!
この記事の執筆者・更新担当者
専務取締役 岡田 健
「失敗は許されない。完成時には、心からご満足いただける塗装を」
私は日々このような強い思いをもって塗装工事に取り組んでいます。
自分自身にプレッシャーを与えながら業務にあたっていますから、工期を終えた後、お客さまの笑顔に触れた時には仕事に対する充実感、そしてその先にある「より質の高い塗装を」というモチベーション維持にもつながっています。
資格: 外壁診断士
趣味: 旅行、シュノーケリング、フットサル