外壁塗装で一般的な30坪の一戸建ての場合、費用相場(シリコン塗料)は約80〜120万円になります。外壁塗装に屋根塗装をプラスすると、費用相場は約100〜140万円になります。

上記の金額は建物の大きさや高さ、劣化症状の状態、外壁材の種類、そして選ぶ塗料によっても変わってきます。

外壁塗装の坪数別の費用相場

坪数別の費用相場を表で追加する（項目は、坪数、面積、費用）

下記の表は坪数ごとの外壁塗装の費用相場になります。

坪数	面積	費用
20坪	99㎡	約50～90万円
30坪	148㎡	約80～120万円
40坪	198㎡	約95～150万円
50坪	247㎡	約120～170万円
60坪	297㎡	約145～225万円

外壁塗装は塗料・劣化症状・外壁材によって補修方法や使用する塗料が変わることにより費用も変動します。

塗料・劣化症状・外壁材の種類ごとの特徴の違いなどを解説していきます。

塗料

外壁塗装で使用する塗料には様々なメーカーから耐久年数や塗料の効果の違いを持った塗料が発売されています。

塗料の耐久年数は大きく10年・15年・20年と分かれます。

種類	耐久年数	メリット	デメリット
アクリル塗料	5～7年	価格が安い	劣化が早い
ウレタン塗料	6～10年	価格が安い	劣化が安い
シリコン塗料	8～12年	コストパフォーマンスが良い	ひび割れしやすい
ラジカル塗料	12～15年	汚れにくい	耐用年数の実績がない
ナノテク塗料	11～16年	汚れに強い	施工費用が高い
光触媒塗料	15～20年	汚れに強い	施工費用が高い
フッ素塗料	15～20年	耐用年数が長い	施工費用が高い
セラミック塗料	15～20年	断熱性、遮熱性が高い	施工費用が高い
無機塗料	20～25年	耐用年数が高い	ひび割れしやすい

それぞれの耐久年数の塗料の中でも、汚れに対して効果がより強く発揮されるもの、紫外線に対して効果がより強く発揮されるものなどがあります。

金額に関してですが、耐用年数が長く効果が高くなるほど金額も高くなります。

劣化症状

①チョーキング

外壁表面の防水性なども失われてしまっている状態です。このタイミングで塗り替えを行えば下地調整などの費用を大幅に抑えることができます。

②コーキングの剥がれ

細かなひび割れの状態であれば、中に水が入る恐れは低いので経過観察で大丈夫です。

コーキングの寿命については「外壁コーキングの寿命は何年？ひび割れなどの劣化原因や補修費用について解説」でも紹介していますので合わせて読んでみてください。

③色あせ

外壁の色褪せの原因は1つ目に、紫外線によるものがあります。2つ目に、化学変化によるものがあります。色あせの症状も劣化の現れであるため外壁塗装を検討した方がいい場合が多いです。

色褪せについて詳しく知りたい方は「外壁の色あせの原因と対策方法とおすすめ塗料について」をお読み下さい。

④ひび割れ

構造に影響を及ぼす可能性の高い深刻なクラックで、補修は必須です。そのままにしておくと雨水などが侵入し構造の腐食などにつながる恐れがあります。

⑤サビ

ケレンを行い放置したままにしておくと、サビの再発生や外壁箇所がむき出しになることで、雨水の侵入に繋がる恐れがあります。

サビについて詳しく知りたい方は下記のブログをお読み下さい。

外壁のサビの原因4つと補修方法を解説。自分で落とせるサビとプロに依頼すべきサビとは

⑥苔（コケ）

苔は日当たりがいい面でも水分があれば発生します。

上記の劣化の中でも早急な補修が必要なひび割れが生じると費用が高くなります。

外壁材

外壁材は、サイディング・ALC・モルタル・タイル・トタンなどがあります。

上記の外壁材に応じて使用する塗料を変えたりします。

ALCの場合の費用相場

費用相場は一般的な30坪（148㎡）の住宅の場合、約95～150万円となります。

その中でも他の外壁と違いALC外壁はコーキングのm数が多いため、コーキングの補修費用が打ち替えの場合、25万円〜40万円くらい費用が高くなります。

再塗装のポイントとしては

• コーキングの劣化
• ひび割れ
• 外壁の色あせ
• カビや藻が多く付いている

サイディングの場合の費用相場

基本的にはサイディングにも定期的な再塗装が必要で塗装の費用相場は一般的な30坪の住宅の場合、60～100万円となります。

再塗装のポイントとしては

• コーキングの劣化
• ひび割れ
• チョーキング
• 外壁の色あせ

モルタルの場合の費用相場

モルタル外壁の修理費用は30坪（148㎡）の住宅で補修方法と費用は以下の通りです。

塗装の場合、約80~120万円

窯業/金属サイディング張り替えの場合、約98~135万円

モルタル外壁でよくみられる劣化症状4つ

• チョーキング
• 塗装のハガレ
• ひび割れ
• カビや苔の発生

こちらの症状がありましたら、お近くの専門業者にご相談下さい。

タイルの場合の費用相場

タイル外壁張り替え費用は約13,000〜16,000円/㎡とかなり高いですが、全張り替えではなく部分張り替えで大丈夫です。

タイル外壁のメンテナンスポイントとしては

ひび割れがあった場合はタイルの張り替えを！

外壁タイルが落下（剥離）しないために定期的なプロの診断チェックを！

カビや藻が気になっている方はバイオ洗浄！

トタンの場合の費用相場

トタンの修繕費用は、修繕方法によって以下のように金額が変わってきます。

• 外壁塗装のみ：約90～135万円
• 部分的な塗装：約40～80万円
• トタンの張り替え：約5～50万円

トタンの劣化症状問わず、気になられた場合はDIYで簡易補修ではなく、プロに依頼し、適切なアドバイスをもらうことが大切です。

それぞれの坪数別の外壁塗装面積については以下のブログを参考にしてみてください。

• 20坪の外壁塗装の相場費用は？３階建ての場合も徹底解説
• 40坪の外壁塗装の相場費用は約95~150万円！費用の求め方や見積書例も併せて紹介
• 50坪の外壁塗装の相場費用は？塗料や外壁材別の費用相場も解説
• 60坪の住宅の外壁塗装の相場はいくら？安く抑えるポイントから見積もり例、塗料別の相場まで

外壁塗装と屋根塗装を一緒に行う場合の費用相場

外壁塗装と屋根塗装を同時に行った場合の費用の坪数別の表が下記となります。

坪数	外壁塗装面積	屋根塗装面積	合計費用
20坪	99㎡	36㎡	約55～100万円
30坪	148㎡	54㎡	約85～130万円
40坪	198㎡	72㎡	約105～165万円
50坪	247㎡	90㎡	約135～190万円
60坪	297㎡	108㎡	約160～250万円

一般的に屋根塗装の相場は、40～60万円（足場費用込みの塗装面積50～80㎡の場合）と言われています。しかしながら、こちらの費用は坪数、屋根の種類、塗料、地域、工法によって変動するため、屋根塗装を行う際にはそれらの確認が必要です。

屋根塗装のみを行った場合の費用が下記の表となります。(足場代込み)

坪数	塗装面積	費用相場
20坪	36㎡	約21～31万円
30坪	54㎡	約26～38万円
40坪	72㎡	約30～44万円
50坪	90㎡	約34～51万円
60坪	108㎡	約43～63万円

屋根塗装の相場については「【屋根塗装】40坪住宅の相場は？外壁塗装も一緒に行えばお得に！」のブログを参考にしてみてください。

外壁塗装の費用は塗装面積によって決まる

一般的な30坪の一戸建ての場合、外壁塗装の費用の相場は約80～120万円となります。外壁の塗装面積や付帯部分、塗料の種類によっても金額が上下します。

相場の価格はあくまで参考とし、見積りを取った際に相場より高かった場合はなぜなのか、相場よりも安かった場合はなぜなのかの理由を聞き判断していくと良いでしょう。

塗装面積の算出方法

外壁塗装の費用として大きく左右するのが外壁塗装の塗装面積です。

この面積は、全体の外壁の面積から窓などの塗装しない面積を差し引いたものになります。

外壁塗装をこれから考えられている方、既に見積りをもらっている方も費用の判断が付かない場合は以下の計算式に当てはめると外壁面積を出すことが出来ます。

1坪=約3.3㎡

係数1.2～1.7(家の形が正方形であれば1.2に近く、複雑な形であれば1.7に近いとされます。一般的なお家を考え、当社経験を含め係数1.5と計算致します。)

計算式 建坪　×　3.3㎡　×　係数1.5　=　外壁面積

例(30坪の戸建ての場合)

30坪　×　3.3㎡　×　1.5　=　148.5㎡

外壁塗装の費用の内訳

内訳	面積	単価	金額
外壁塗装	148㎡	2,300~3,000円/㎡	340,400～444,000円
高圧洗浄	148㎡	150～300円/㎡	22,200～44,400円
養生	148㎡	150～300円/㎡	22,200～44,400円
軒天	20㎡	900～1,500円/㎡	18,000～30,000円
破風・鼻隠し	40m	500～900円/m	20,000～36,000円
雨戸・戸袋	10枚	1,500～2,000円/個	15,000～20,000円
シャッターボックス	10個	1,500～2,000円/個	15,000～20,000円
出窓・庇	5個	1,500～2,000円/個	7,500～10,000円
樋	46m	500～900円/m	23,000～41,400円
水切り	36m	600～1,000円/ｍ	21,600～36,000円
コーキング打ち替え	120m	700～1,200円/m	84,000～144,000円
コーキング増し打ち	180m	500～1,000円/m	90,000～180,000円
足場	273㎡	600～900円/㎡	163,800～245,700円
合計			842,700～1,295,900円

外壁塗装の費用が変動する要因

外壁塗装の費用が変動する要因として、主に下記の５つがあります。

• 屋根塗装の有無で費用が変わる
• 外壁塗装で使用する塗料で費用が変わる
• 外壁材の種類によっても費用が変わる
• 劣化具合によって費用が変わる
• 塗装面積によって外壁塗装費用が変わる

使用する塗料によって費用が大きく変わる

塗料の種類	耐久性	単価（㎡）*３回塗りの合計
アクリル	5～7年	1,400～1,600円
ウレタン	8～10年	1,700～2,200円
シリコン	10～15年	2,000～3,000円
ハイブリッド塗料 ※当社イチオシ	15～18年	2,500～3,000円
フッ素	15～18年	3,000～3,800円
無機塗料 ※当社イチオシ	20～25年	3,500～5,000円

シリコン塗料、無機塗料の相場ついては以下のブログを参考にしてみてください。

• シリコン塗料の外壁塗装相場について。塗料の特徴から単価まで
• 無機塗料の外壁塗装相場は？無機塗料とは…坪数別費用も解説！

外壁塗装の実際の見積書例

実際の見積書の例

• 高圧洗浄・・・高圧洗浄機で外壁の汚れを洗い落とす作業の事です。
• 下塗り・・・プライマーを用いた外壁塗装の下塗り作業の事です。
• 中塗り,上塗り・・・外壁塗装の上塗り作業です。中塗り＋上塗り、若しくは、上塗り2回とも表されます。
• 養生費・・・外壁塗装の際に窓などが汚れないようにする養生作業の事です。

これらの費用は[ ㎡ × 単価 ]で算出されます。

画像

• 付帯部分・・・軒天、樋、破風 鼻隠し、水切り、シャッターボックス、雨戸 戸袋、庇、出窓、幕板　などがあります。それぞれmもしくは㎡によって数量を算出し、金額を出していきます。
• シーリング打替え・・・古くなった既存のコーキングを全て撤去し、新しいコーキングを打っていく方法となります。
• シーリング増し打ち・・・既存のコーキングの上に新しいコーキングを打っていく方法となります。

これらは[ m × 単価 ]で算出されます。

• ベランダ防水・・・一般的なご自宅はFRP防水で、再度トップコートを塗っていきます。

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• 足場代・・・足場とメッシュを用いて、外壁塗装する際に必要な足場を設置・解体する費用となります。

これらの費用は[ ㎡ × 単価 ]で算出されます。

見積書で見るべきポイント5つ

①費用がかかる項目や塗装する箇所が具体的に書いてあるか

費用がかかる項目は何か？塗装される箇所はどこなのか？の確認は必須です。「施工してもらったのに、塗って欲しかった場所に塗られていない！」「思った以上に費用がかかってしまった！」といったことを避けるため、事前に細かく費用の内訳や塗装箇所を確認しておきましょう。

②塗り回数が記載されているか

外壁塗装は、下塗り、中塗りそして上塗りの3度塗り以上、塗り重ねるのが基本です。3度塗りをしない場合は、塗料が上手く付着せず剥がれ落ちやすくなってしまいます。結果的に耐久性が落ちてしまい、外壁塗装をした本来の目的を十分達成することができません。

最悪の場合、壁の耐用年数が大幅に短くなってしまう恐れもあります。

③面積が一式ではなく、数値で記載されているか

「上塗り 一式 〇〇円」ではなく、「上塗り 〇〇㎡ 単価〇〇円 計〇〇円」というような形で、面積が詳細に記載されているのかを確認しましょう。こちらも面積あたりの費用の確認をしておくことで、「不当に塗装料金を吊り上げられてしまった！」といった事態を避けることにつながります。

④各項目ごとに使用塗料が記載されているのか

使用する塗料が、「上塗り シリコン」「上塗り フッ素」ではなく、「上塗り シリコン 〇〇製」「上塗り フッ素 〇〇製」のように、各項目毎に使用する塗料が記載されている見積書の方が、適正価格かどうかを判別しやすいため、必ず使用塗料が記載されているか確認しましょう。

⑤保証期間があるか

外壁塗装を施工した後、見た目は施工前と施工後で大きく変わると思います。

数年のうちに塗装の剥がれや膨らみが発生した場合、保証の有無により、無償で修繕するのか有償で修繕するかが変わります。

保証がない場合は、追加費用を払って修繕する必要が出てきますので、耐久年数や塗り重ね回数などを加味して保証が必要か検討しましょう。

見積書の見るべきポイントについては「外壁塗装の費用の見積もりで見るべきポイント5つをプロがご紹介！」の記事を参考にしてみてください。

外壁塗装費用を安く抑えるコツ

外壁塗装の費用をお値打ちにする方法として、

• 行政からの助成金
• 火災保険の使用
• 時期をずらす
• 自社施工業者に依頼

があります。それぞれ解説していきます。

行政からの助成金

愛知県内で外壁塗装が対象の助成金は以下の6市町村のみとなります。(2022年8月現在)

市町村名	制度名	助成金額
豊川市	住宅リフォーム工事費補助事業	工事費用の20％（上限20万円）
蒲郡市	住環境整備促進事業費補助金	工事費用の20％（上限20万円）
犬山市	犬山市住宅リフォーム補助金	工事費用の20％（上限10万円）
扶桑町	環境にやさしい住宅改善促進事業補助金	工事費用の10～20％（上限10～20万円）
東栄町	住宅リフォーム補助事業	工事費用の20％（上限10万円）
豊根村	新築リフォーム補助金	工事費用の3分の1（上限25万円）

外壁塗装の助成金を受けるためにはいくつかの条件を満たす必要性があります。

1つ目は、助成金は工事着工前に申請する必要性があります。
工事着工後に申請しても、助成金が下りないので事前の確認が大切となります。

2つ目は、住民税などの市町村税の滞納をしていないことです。滞納などがある場合は精算し終えないとこの制度を活用できません。

3つ目は、自治体内の施工業者に依頼することが条件となります。

助成金を受け取るまでの流れですが、見積り依頼→行政の申請書の記入・提出→審査結果の連絡→外壁塗装工事の着工→工事完了の報告書と請求書の提出
といった流れとなります。

火災保険の使用

外壁塗装に火災保険を適用するには、下記の３つの条件を満たす必要があります。

• 外壁や屋根の破損が自然災害によるもの
• 破損が生じてから3年以内の申請
• 破損の修繕費用が火災保険の免責金額を超えていること

火災保険の申請の流れですが、

1. 業者に破損箇所を見てもらう
2. 破損箇所の見積書の取得
3. 保険会社に申請
4. 保険会社の必要書類の記入・送付
5. 保険会社からの鑑定人の調査と受給の可否の決定
6. 保険金の支払い

となります。

時期をずらす

6月などの梅雨時期や、12～2月の閑散期などは工事の空きがあり値段交渉などもしやすいです。

自社施工業者に依頼

外壁塗装は自社施工と下請け施工があります。
それぞれの違いを解説していきます。

• 自社施工
  各会社が職人を正規雇用している会社の職人を指します。

 

• 下請け施工
  請負契約を結んだ会社とは別の会社の職人が施工を行うことを指します。

下請け会社施工の場合はマージン分が施工費用に含まれている可能性が高く、同じ作業内容でも金額が高くなります。
その一方で、自社施工の場合は職人を施工会社が正規雇用しているのでマージンが施工費用に加味されていない分お値打ちに工事をすることが可能となります。

外壁塗装の追加費用について

外壁塗装の追加費用は現場調査の時にしっかり調査を行い、費用がかかる項目や塗装する箇所が具体的に書かれている見積もりをきちんと作成すれば追加費用がかかってくることはありません。ですが、

• 契約後に追加工事依頼
• 契約時点で発見不可能な箇所の瑕疵(雨漏りなどがあった場合)の修繕依頼
• 足場設置後に発見した破損箇所の修繕依頼
• お客様都合の色・塗料変更

上記のような場合は追加費用が発生してきます。

外壁塗装の追加費用については「「外壁塗装で追加費用/料金は発生するの？」その疑問にプロが徹底解説。」の記事を参考にしてみてください。

外壁塗装費用の支払い

外壁塗装の支払い方法は主に4種類あります。4つの支払い方法は

• 現金（振込）払い
• リフォームローン
• クレジットカード
• 財形貯蓄

があります。

現金（振込）払い

通常外壁塗装は、家のメンテナンス資金が用意できている方が実施することが多いためです。またローンなどと違い、審査の時間が必要ないため、お金の用意さえあればいつでも工事に入ってもらえる準備ができています。

難しいことを考えずに、ややこしいやり取りもなくできるため、面倒なことはしたくない方、資金に余裕がある方は現金（振込）払いを選ばれると良いでしょう。

リフォームローン

ご自身で組むか、施工業者の提携ローンを使って組むことで利用できます。最大のメリットは、月々の出費を抑えられる点です。

外壁塗装をすべき時期が来ているが支払いが不安、または希望の工事が予算オーバーという時は、ローンを利用すると良いでしょう。

支払い総額は現金払いよりも高くなりますが、住宅ローンとの借り換えで利率の変化や、住宅ローン減税制度を利用して、お家に関わる支払い自体が抑えられることもあります。

審査や書類の手続きに手間取るかもしれませんが、トータルで見てお得な場合は頑張って手続きをしてみましょう。

クレジットカード

決済が簡単で、且つポイントが付くというメリットがあります。ですがデメリットとして、取り扱っていない業者や、割引の適用ができないということがあります。

これは業者がクレジット会社に支払額の3～5％の手数料を支払う必要があるため、割引が難しくなり、取り扱い自体も嫌がる会社が多いためです。

また決済のために業者の事務所に行く必要があることや、カード限度額が足りない場合は、一時的に限度額を上げる手続きをしないと決済できないので、よほどポイントが欲しい場合以外はあまりおすすめできません。

財形貯蓄

働いている会社が行っている、給与から天引きされる積立預金のことです。

この制度を導入している企業の従業員で、且つ55歳未満である場合は、この貯蓄を使用した支払いができるかもしれません。

但し、利用条件が決まっており、以下のような条件に適していないと利用ができないためご注意下さい。

• 工事費用が75万円を超える
• リフォーム後の住宅に勤労者本人が居住する
• リフォーム後の床面積が50㎡以上ある
• 居住用以外のリフォームをする場合は、居住用部分の工事費用が全体の1/2以上となる

※途中で転職をされた場合、新たな職場で財形貯蓄積立制度がない場合は利用できないので、ご注意ください。

外壁塗装費用の支払いタイミング

外壁塗装工事の支払い時期は主に以下の4パターンがあります。

• 工事完了後に全額払い
• 着工前に1回、工事完了後に残金を支払い
• 着工前に1回、工事中に1回、工事完了後に残金を支払い
• 着工前に全額支払い

外壁塗装業者によって、支払いの方法はさまざまですが可能な限り全額後払いが安全です。

外壁塗装をするタイミング

新築の場合、外壁塗装のタイミングは築８～１２年が目安です。ただし、お住まいの外壁材の種類や劣化の進行具合によっては、たとえば築１２年目を迎えても、まだ外壁塗装が必要のない場合もあります。塗り替えの場合、周期の目安は約10年が良いと言われています。しかし前回塗装で使用した塗料によって変わってきます。

塗料の種類	塗装周期の目安	㎡単価
アクリル	5～10年	1,400～1,600円
ウレタン	6～10年	1,700～2,200円
シリコン	8～10年	2,000～3,000円
ハイブリッド塗料 ※当社イチオシ	15～18年	2,500～3,200円
フッ素	13～15年	3,000～3,800円
無機塗料 ※当社イチオシ	15～20年	3,500～5,000円

外壁塗装に適した条件

• 気温が5℃以上
• 湿度が85％以下
• 雨や雪が降っていない
• 霜がおりていない

この条件を満たした春と秋がおすすめです。
特に3月4月、10月11月は塗装のベストシーズンと言えるでしょう。

前回使用した塗料や外壁塗装の適した条件を考慮し、外壁塗装を検討することをおすすめします。

 

外壁塗装をするタイミングについては「外壁塗装に最適な時期やタイミングについて。劣化症状や季節、塗装周期などから最もおすすめな時期をお伝え」の記事を参考にしてみてください。

まとめ

坪数	面積	費用（足場込み）
20坪	99㎡	約50～90万円
30坪	148㎡	約80～120万円
40坪	198㎡	約95～150万円
50坪	247㎡	約120～170万円
60坪	297㎡	約145～225万円

外壁塗装の一般的な30坪の一戸建ての場合、シリコン塗料の費用相場は約80～120万円になります。また、外壁塗装では、塗料の種類、外壁材の種類、劣化の状況で費用も大きく変わってきます。

本当にお客様のニーズにあっている塗料なのか、含有量が何％なのか、ススメられているシリコン塗料はどこのメーカーの商品なのか、しっかりと質問をしてまずは数社に見積り依頼をしましょう。

業者選びについては以下のブログを参考にしてみてください。

• 外壁塗装の業者選びで大切なポイントを5つ紹介！依頼できる業者とそれぞれの特徴とは？