投稿日:2023.02.14 最終更新日:2023.05.15
【屋根塗装】お問い合わせから工事完了までの流れ!気を付けるポイント
このブログでは、
屋根塗装なにからはじめればいいかわからない…外壁塗装と何が違うのか…
と言うお客様のためにお問合せから工事完了まで丁寧に説明し、その際に気を付けてほしいポイントなどもお伝えしています。
以下のような方はぜひこのブログ記事を参考にしてみてください!
- 屋根塗装ってどんなことするの?
- 何日くらいかかるの?
- なにを気をつければいいのか分からない…
また、すぐにでも相談したい方は当社にご相談ください。(相見積もり大歓迎です!)
お問い合わせからご契約まで
まずは、「お問い合わせからご契約」までの流れを以下の画像でまとめました。
それでは各項目の説明と気を付けて頂きたいポイントを説明していきます。
お問い合わせ
まずはお電話かお問い合わせフォームにてお問い合わせください。
今現在気になっていることや工事内容などをヒアリングさせていただきます。
次にお客様のご都合の良いお日にちを聞き現地調査日を決めます。
お見積りは完全無料です。見積もりをとったからにはやらないと…なんて心配はいりません!
押し売りやしつこい営業は一切いたしません。お客様が信頼できる業者をお探しください。
現地調査
約束したお日にちにお客様のご自宅のに担当の者が向かいます!
正確なお見積書を作成するために、屋根の状態、素地、面積等を現地にてしっかりと調査いたします。
屋根は高所カメラやドローンなどを使用し、調査させて頂きます。
気を付けるポイント
- 気になる劣化箇所などは事前にお知らせください。
- 所要時間は1時間~1時間半しっかりと点検し、現状写真なども100枚以上撮影する業者がよいでしょう。
お見積り
現地調査後は塗料の種類を変えたパターンや、お客様のご要望に沿った形のお見積りを2又は3パターンくらいお出しします。
お見積りをもらったら他社と比べることをおすすめします。
気を付けるポイント
- 見積書ではきちんと塗料の種類が書いてあるか、一式表記になってないかなどをきにんと確認して下さい。これは外壁塗装も屋根塗装も一緒です。
お見積りに関するブログは以下を参考にしてください。
外壁塗装の費用の見積もりで見るべきポイント5つをプロがご紹介!
お色決め!カラーシミュレーション
外壁塗装と違い屋根はお客様自身でなかなかみれませんが、角度や住宅の形によっては外壁との色バランスが大切になってきます。
色決めの際には色見本帳と呼ばれる、約700色並んだ冊子を元に色を決めていきます。
外壁と屋根のバランス、サッシと他の箇所のバランスなどが、お客様自身も色見本で見るより全体の配色のイメージを想像しやすいため把握カラーシミュレーションをオススメします。
ちなみに屋根は「白色」が断熱効果が一番、高いです。
遮熱効果が高まることで、屋根の温度上昇が少なくなり室内に伝わる熱も減ります。
メリットは
- 涼しく過ごせる(2℃~5℃程度下がる)
- 冷房にかかる電気代が節約できる
- 電気使用量が減りCO2削減(エコ)につながる
デメリットは
- 目立ってしまう
日本では、瓦屋根も黒や青などの濃い色が多く屋根は暗い色の方が落ち着きがあるとして好まれますね。
- 汚れが目立つ
白はどうしても汚れが目立ってしまいますね。
気を付けるポイント
・色見本はなるべく大きなサイズで確認。
色見本帳で外壁のお色を選んでからA4サイズの色見本で色味を確認することをおすすめします。
その際に、太陽光の下で朝昼晩、確認すると良いでしょう。また、他には太陽光で色を確認することも忘れないようにしましょう。蛍光灯の下と太陽光の下では見え方が異なるため、朝、昼、夜でも異なりますので時間ごとに外でチェックしてみて下さい。
ご契約
お客様に工事内容/価格等をすべてにご納得いただき、はじめてご契約となります。
気を付けるポイント
- 気になることは遠慮なくすべてお聞き下さい。
気になることがある場合はご成約してはダメです!丁寧にわかりやすくお答えいたします。
工事着工から工事完了まで
そしていよいよ塗装工程に移っていきます。 「工事着工から工事完了」までを以下の画像でまとめました。
各項目の説明と気を付けて頂きたいポイントを説明していきます。
近隣挨拶
工事の音やホコリなどで、ご迷惑の掛る可能性のある近隣の方へご挨拶いたします。
その際に足場設置期間の音が出てしまう時間帯や塗装の際、塗料の匂いが気になるかもしれない時期などの説明もさせていただきます。基本的には、隣接するすべてのお家にご挨拶させていただきます。
当社では案内文と粗品ををお渡ししています。なにかあった場合当社にすぐご連絡できるよう、足場にはイメージシートをつけております。
足場設置前の現場確認(お客様も一緒におこないます)
塗装工事がはじまる前に、現場確認が行なわれます。
この時、足場設置や塗装作業の障害になりそうなモノはすべて動かすことになります。業者が勝手にモノを動かすと、後々トラブルになってしまう可能性があるため、基本的にお客様の立ち会いが求められます。
気を付けるポイント
- 「大事に扱ってほしいモノ」「塗料等で絶対に汚されたくない大切な植栽やお花」などがあればこの時に教えてください。
足場設置
外壁塗装には足場が必ず必要です。なぜなら、労働安全衛生法の定めにより、2mを超える高所作業では、作業員の安全のために、足場を設置が義務付けられています。
平屋のお宅でさえ、足場なしに作業をすると法律違反になります。
足場の組み立て時にはどうしても大きな音がすることもあります。
足場設置後は飛散防止ネットを設置することが出来るため、近隣に塗料が飛び散ってしまうことを防げます。
気を付けるポイント
- どの程度の音がするのか業者にその時間帯なども確認することをおすすめします。
- 足場の組み立てには国家資格が必要なため、塗装業者が協力業者に委託する場合が少なくありません。
そのため、足場の設置時には、塗装業者だけでなく足場業者も現場を出入りする為、塗装業者と足場業者の連携が担当者がきちんとれているかが大切です。
高圧洗浄
高圧洗浄にて、屋根や板金窓などを洗浄し汚れを落とします。
近隣住宅に水が飛散する可能性のある場合、メッシュシートだけでなく、ナイロン等で養生しております。
ソーラーパネルがある住宅にも養生します。
釘打ち・コーキング処理
多くの屋根には棟板金(むねばんきん)とよばれる鉄板の部材が使われています。
この板金を固定している釘が浮いていた場合は、釘が抜けて放置すると板金が飛ばされたり、雨漏りの原因になったりするため塗装前にしっかり打ち込み+抜け予防のコーキングを打っておきます。どのお家も、築7~10年ほどで少しずつ抜けてきてしまいます。
また、屋根にひび割れや欠けがあった場合は、塗装の前にひとつひとつコーキングで補修します。
割れが大きいところは屋根の差し替えを行なうこともあります。
プライマー(下塗り)
下塗りは色をつける事が目的ではなく、上塗り用の塗料がしっかりと壁に密着する為の薬剤を塗るというイメージです。
タスペーサー
タスペーサーとは、スレート屋根に差し込む雨漏り防止部材です。
本来なら水が流れ出るはずの屋根の重ね目の隙間が、塗料によって埋まってしまうため塗料でふさいではいけない屋根材の重なり部分に使用します。
この工程をきちんと行わないと塗装後に雨漏れしてしまう可能性があるため、非常に重要な工程です。
外壁塗装・中塗り&上塗り
中塗り/上塗りは基本同じの塗料を使い各メーカー規定の塗布量、希釈率を順守しローラー、刷毛で最低2回は塗装します。
屋根塗装は下塗りを入れて最低でも計3回塗装が基本です。
縁切り
縁切りとは、スレート屋根を塗装したあと屋根同士がくっ付いてしまった場所を、塗膜カッターや皮スキという道具を使って剥がして隙間を作る作業です。
タスペーサーと同じです。
違いはタスペーサーより見た目が綺麗です。縁切りは職人の手作業による工程なので手間も時間もタスペーサーよりかかります。
縁切りを行わなくてよい場合もあります。
完了検査(お客様も一緒におこないます)
すべての塗装工事が完了した後は完了検査を行ないます。
完了検査は足場を外す前の最終チェックです。仕上がりの状態はもちろん、塗り残しがないか、周囲に塗料が飛び散っていないかなどを細かくお客様と一緒に確認します。
検査後、必要な手直し等があれば、すぐに対応いたします。
気を付けるポイント
- 気になることがあれば完了検査時に必ず伝えましょう。
完了検査時には立ち会わず、引き渡してし後になって気になる箇所を指摘しても、完了検査後には足場を解体してしまうため、対応までに時間がかかったり、場合によっては足場がないために対応が難しい場合があるため気を付けてください。
足場の解体と清掃
これまでお家を囲っていた、飛散防止シート/仮設足場を解体し、いよいよ新しくなった家全体を見ることが出来ます。
足場解体後は清掃作業をさせていただきます。
当社では「以前の状態より綺麗にお渡しする」を心掛け駐車場やお庭お掃除に加え1階の窓清掃も行っております。
気を付けポイント
- 気になる部分がないか再度確認しましょう。
お昼の見え方と夕方の見え方、夜の見え方を確認することがポイントです。
太陽の位置や光の当たり具合によって、外壁は異なる見え方をします。
- 足場解体時も音が出るため近隣の方に業者から一声かけてもらいましょう。
音がでてしまう時間帯などを把握しておくっことをおすすめします。
完成!報告書の提出と近隣挨拶
お天気にもよりますが、工事着工から屋根だけなら1週間で完工します。
お客様に完了報告書をお渡しいたします。施工前と施工後のお写真や施工した箇所のお写真をまとめたものをお渡ししております。
最後に近隣の皆様にも工事が終わりました!とご挨拶させていただきいます。
成約前の業者選びやタイミング、工事期間中の生活で知っておくと良い4つのポイント
工事期間中の生活で知っておくと良い4つのポイントは
- 洗濯物は外に干せない
- 好きな時に窓を開けて換気ができない
- 塗装業者の選び方
- 季節から見る塗装のタイミング
こちらを詳しく説明します。
洗濯物は外に干せない
足場を設置した後は、洗濯物をお庭やベランダに干すことはできません。
理由は2つ。
- 洗濯物に汚れや塗料などが付着する恐れがあるため。
- 作業の邪魔になってしまうっため。
工事がはじまる前に塗装工事中、洗濯物をどうするか対応策を考えておくのがオススメです。
好きな時に窓を開けて換気ができない
工事期間中まったく窓が開けれないわけではないですが、基本開けれないと思っていただいたほうがいいです。
具体的には、「足場の設置」「高圧洗浄」「養生」「塗装」の工程時には、窓を開けることができません。
窓を開けたい時には、塗装業者に確認をしてから開けるのがよいでしょう。
塗装業者の選び方
業者選ぶ上で大切なポイントが5つあります。
- 資格や許可証の有無
- 施工実績
- 保険や保証の有無
- 自社施工かどうか
- 見積書の質
詳しく知りたい方は是非以下のブログをお読みください。
外壁塗装の業者選びで大切なポイントを5つ紹介!依頼できる業者とそれぞれの特徴とは?
季節から見る塗装のタイミング
屋根塗装も外壁塗装と同じで「春と秋」3月4月と10月11月が塗装のベストシーズンでおすすめです。
外壁・屋根塗装に関する問い合わせの時期は「夏と冬」がおすすめ!
なぜなら、お問い合わせから工事着工までには1~2か月かかり、この期間を考えると夏と冬にお問い合わせして頂くと工事着工がベストシーズンの春と秋に行うことができます!
さらに詳しく塗装のタイミングについて知りたい方は以下のブログをお読みください。
外壁塗装に最適な時期やタイミングについて。劣化症状や季節、塗装周期などから最もおすすめな時期をお伝え
気になる!全ての工程金額はどのくらい?
一般的な40坪戸建て屋根塗装を行う場合34~49万円(足場代込み)くらいかかってきます。
これに外壁塗装を追加すると75万~117万くらいプラスされます!
この費用にこれだけの幅があるのは、同じ40坪の家でも屋根の大きさ設計により塗装面積に差があることや、劣化症状の差によって生じます。
足場代が1回分浮くので、屋根塗装と外壁塗装を一緒に行うことをおすすめします。
屋根塗装の費用について気になる方は是非、以下のブログをお読みください。
【屋根塗装】40坪住宅の相場は?外壁塗装も一緒に行えばお得に!
まとめ
今回は、屋根塗装の「お問合せから工事完了」までについて具体的な流れを解説してきました。
工事着工から屋根のみですと約1週間月で完工しますが、完工までに気になることがある場合には必ず足場解体前に業者に伝えてください。
このブログを読み、個別で外壁塗装/屋根塗装やが外構塗装など相談したいことがある方は是非当社の個別相談会へお申し込みください。
お電話又は、以下のページからお申込みが可能。無理な営業などは一切いたしませんのでお気軽に一緒にお話しましょう!
この記事の執筆者・更新担当者
専務取締役 岡田 健
「失敗は許されない。完成時には、心からご満足いただける塗装を」
私は日々このような強い思いをもって塗装工事に取り組んでいます。
自分自身にプレッシャーを与えながら業務にあたっていますから、工期を終えた後、お客さまの笑顔に触れた時には仕事に対する充実感、そしてその先にある「より質の高い塗装を」というモチベーション維持にもつながっています。
資格: 外壁診断士
趣味: 旅行、シュノーケリング、フットサル